外壁塗装を施工するメリットとは？必要性や塗料の基礎知識を解説

 

住まいを彩る美しい外壁塗装ですが、塗装するメリットとは何でしょうか。

ただ美観を整えるためなら高額に感じてしまう外壁塗装ですが、きちんと施工が必要な理由があります。

 

今回の記事では外壁塗装を塗装するメリットに注目し、必要性や塗料の基礎知識を解説します。

ぜひご一読ください。

 

外壁塗装はなぜ必要なの？塗装のメリットとは

外壁塗装とは住まいの外壁を塗料によって美しく染めることです。

住まいを外から眺めてみると、屋根や外壁が塗料によって彩られており、見た目にも素敵ですよね。

 

でも、なぜ屋根材や外壁材は剥き出しの状態ではなく外壁塗装をする必要があるのでしょうか。

その理由は3つあります。

 

外壁塗装には施工するメリットがあるのです。

 

外壁塗装のメリット：外壁材の保護ができる

日本の住まいに多く使用されている外壁材は、現在「サイディング」と呼ばれる素材が中心です。

サイディングにも細やかな種類があり、窯業系や金属系、樹脂系などが存在しています。

 

かつて日本の外壁材の主流はモルタルでしたが、置き換わるような形で普及しました。

モルタルにも言えることなのですが、サイディングには外壁塗装が欠かせません。

 

サイディングは非常に頑丈で費用も抑えめ、というメリットがあります。

外壁塗装を必要としないレンガよりも安価であり、施工もスピーディーに完了します。

 

こうした施工のしやすさから、大手のハウジングメーカーはこぞってサイディングを使って住まいを完成させています。

しかし、サイディングにも弱点はあるのです。それは防水性が低いという点です。

 

サイディングを剥き出しの状態で設置してしまうと、あっという間に外壁が傷んでしまい雨漏りのリスクを誘引してしまいます。

そこで、サイディングの弱点をカバーしているのが外壁塗装なのです。

 

防水性のある外壁塗装を施工することにより、劣化を遅らせています。

つまり、外壁塗装は外壁材の「鎧」の機能を果たしているのです。

 

薄い塗料が担う役割とは、美観だけではないのですね。

また、外壁塗装向けの塗料は一般的なインクやペンキとは異なります。

 

紫外線からの保護能力もあり、防汚性もあります。

 

外壁塗装のメリット：外壁材にない効果をプラスできる

外壁塗装には防水性や防汚性があると触れましたが、実はさらに優れた効果を付加することもできます。

それは「遮熱性」です。

 

日本は昔と比較すると地球温暖化の影響により驚くほど暑い真夏日を迎えることがあります。

埼玉などのエリアはよく40度を超えると話題になっていますよね。

 

現在の住まいの多くには外壁材と内装の間に「断熱材」が施工されていますが、それでも冷房をフルパワーで稼働さえなければ厳しい夏となってしまいます。

 

そこで、外壁塗装には「遮熱性」があるものが登場しています。

紫外線を反射することにより、住まいの内側にまで熱が及んでしまうことを防いでいるのです。

 

室内温度を上げにくくすることにより、断絶材をアシストする効果もあります。

外壁材の上から遮熱性のある塗装を行うことで、従来の住環境よりもさらに快適にすることができるのです。

 

外壁塗装のメリット：ランニングコストの低下

外壁材にはさまざまな種類が存在していますが、その多くには外壁塗装が実施されています。

かつての日本の古い家屋にもベンガラと呼ばれる酸化鉄を利用した塗料が使われていました。

 

古くから日本人は外壁塗装のメリットを熟知していたのです。

つまり、外壁塗装の歴史は長く、住まいを守るためには欠かせないアイテムなのです。

 

外壁塗装は色が褪せてしまえば劣化が判断しやすいので、すぐに上から塗り直すことができます。

外壁材本体がダメージを受けてしまうと、外壁材を外して新たな外壁材を設置し直す必要があります。

 

住まい全体をリフォームする必要が生じるのです。

しかし、外壁材を守る外壁塗装をコンスタントに塗り替えすることで、外壁材を保護し続けることができます。

 

外壁材を総入れ替えしようと思うと大掛かりで高額の費用が必要となりますが、外壁塗装なら外壁材ほどの費用にはなりません。

外壁塗装をしておくことで、住まいのランニングコストを低下させることができます。

 

外壁塗装をしないとどうなる？メリットや弱点は

外壁塗装はほとんどの外壁材に必要な塗装ですが、塗装が劣化してしまうとその優秀な機能も低下することを意味します。

 

しかし、外壁塗装をもう1度再塗装するとなると、足場を設置して塗装を実施する必要があり、正直費用と施工内容に負担を感じることもあるでしょう。

 

業者や塗料選びも必要となると、ついつい面倒に感じて再塗装はせずに放置してしまう住まいもすくなくありません。

では、外壁塗装が劣化しているにもかかわらず放置をすると、どのようなメリットや弱点があるでしょうか。

 

外壁塗装の劣化の放置にメリットはない

外壁塗装を再塗装せずに、劣化したまま置いておくと住まいへのダメージだけが増加します。

つまり、結論からいうと「メリットは何1つない」のです。

 

むしろ先に触れたように、外壁材本体にもダメージが及んでしまい、大掛かりなリフォームを必要とする可能性がアップします。

コストの面でも負担が増加してしまうのです。

 

外壁塗装の劣化を放置してしまうと弱点が増大していくだけです。

 

外壁塗装を早くメンテナンスするとメリットが大きい

外壁塗装は再塗装が必要となった場合、足場代や塗料代も含めると、数十万～規模のお金が必要となります。

正直重い負担となるため、どうしてもリフォームのネックとなってしまう側面はあります。

 

しかし、メンテナンスを早めに行うと外壁塗装のダメージが少ない状態でリフォームを実施することができます。

小さなひび割れ程度なら、簡単な補修で終えることも可能です。

 

大がかりな再塗装を防ぐ効果もあります。早くメンテナンスをすると、塗装コスト自体も下げることができるので大変大きなメリットなのです。

 

メンテナンスをコンスタントに行い、住まいをいつまでも美しく守りましょう。

外壁材を守る効果もグンと高まります。

 

まとめ

今回の記事では外壁塗装に関するメリットに注目して、詳しく解説を行いました。

いかがでしたか、外壁塗装の必要性が伝わりましたら幸いです。

 

外壁塗装自体にもコストはかかりますが、外壁塗装の放置はさらに大きなコストを発生させてしまいます。

早めのメンテナンスを実施して、住まいの保護力を高めましょう。