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なぜコーキングは必要?|外壁塗装に必要な塗料以外の素材とは

 

多くの外壁に施工されている外壁塗装には、外壁材向けの「塗料」が使われています。しかし、外壁塗装を美しく仕上げるためには、塗料以外の素材も必要とすることをご存じでしょうか。

 

今回の記事では、外壁塗装に欠かせない「コーキング」について、詳しく解説します。

 

外壁塗装に欠かせないコーキングとは

外壁塗装を依頼するときは、一般的に業者側が「見積書」を作成します。見積書は外壁塗装の工事に必要な塗料や足場代などが明示されており、これにお客さまが納得すると本契約に移ります。

 

このとき見積書を見ると、塗料以外の素材の費用が請求されていることがあります。「なぜ必要なのだろう」と疑問を持つ方も少なくありません。

 

では、外壁塗装に欠かせない素材の1つ、コーキングとはいったいどのようなものでしょうか。

 

外壁材同士をつなぐ大切な素材

コーキングとは、外壁材同士をつなぎ、接着させるために使われている樹脂系の素材を指します。

 

外壁材は小さなパーツで販売されていることも多く、大きな建物に使用するためには、つなぎ目の役割を果たす素材が欠かせません。

 

現在日本の建物の多くにはコーキングが使用されており、ゴム状の素材でしっかりと建物内部への雨水や汚れの侵入を防いでくれています。

 

シーリングとはどのようなもの?

コーキングについて調べていると、類似語としてシーリングというワードに出会うこともあります。ほぼ同じ用語として使用されているケースもありますが、役割も同じです。

 

コーキングもシーリングも、外壁材同士などの隙間をしっかりと埋めるために販売されています。

 

見積書を見ると、業者によってコーキングと記したり、シーリングと記したりする場合もあります。疑問や不安がある場合は、どのような役割を果たすために見積書に記入されたのか、確認することがおすすめです。

 

外壁塗装工事でなぜコーキングが必要なのか?

外壁塗装の補修工事を依頼すると、多くの見積書にはコーキング代金が加算されていることでしょう。

 

しかし、外壁塗装工事に初めて臨む場合には、「余計な費用が加算された」と納得できないかもしれません。では、なぜ外壁塗装の補修工事でもコーキング代金が必要とされるのでしょうか。

 

多くの外壁材にはコーキングが外壁材の「つなぎ目」として使用されていますが、コーキングにも耐用年数があり、劣化すると外れたり、ひび割れが起きてしまうためです。

 

コーキングにダメージがあると雨漏りにつながるため、外壁塗装の補修とセットで修理する必要があります。

 

コーキングの耐用年数とは

コーキングの耐用年数は、一般的に約7~10年程度といわれています。一般的な塗料の耐用年数は約10年程度とされており、コーキングの方が早く劣化を迎えるのです。

 

コーキングは劣化するとゴムとしての弾力性を失い、パサつき、剥がれてしまいます。すると、外壁材同士をつなぐ効果が失われ、隙間が発生するため雨漏りを起こしやすい状態になってしまいます。

 

外壁塗装の工事の際には、劣化したコーキングも補修をすることが望ましいのです。

 

コーキングに劣化のサインはある?

では、自宅に使用されているコーキングには劣化のサインはあるのでしょうか。劣化のサインとしては以下を知っておくことがおすすめです。

 

・肉痩せ
コーキングは樹脂を生かしたゴム状の性質を持っていますが、長年使用していると「肉痩せ」と呼ばれる症状が発生します。この症状は本来みっちりと外壁材の隙間を埋めていたコーキングが、樹脂の劣化などによって縮小してしまうことを意味します。コーキングが痩せてしまったら、隙間を埋める本来の効果を発揮できないため注意が必要です。

 

・ブリード
ブリードと呼ばれる現象は、コーキング材が溶けたような症状を引き起こすことを意味します。紫外線などの影響によって樹脂材が劣化し、外壁材を汚してしまう症状です。この症状も肉痩せと同じように、コーキング本来の役割を発揮できなくなってしまうため、症状が発生したら早期に改善することが望ましいでしょう。

 

・めくれ
コーキングの劣化症状が進行すると、めくれてしまう症状も発生します。この状態は劣化が相当に進行していることを意味します。めくれが進行すると、その部分のコーキング全体の剥がれの症状に発展するため、早期に改善が必要です。

 

コーキングは自分で直せる?業者に依頼するべき?

外壁塗装を依頼する際に、コーキングの費用が気になる場合には、「コーキングだけ自分で直せないか」と考える人もいるでしょう。

 

しかし、コーキングは業者に依頼をすることがおすすめです。

 

DIYもできるが、非常に危険

コーキングはDIYで補修を行えます。ホームセンターなどでコーキング材は購入ができるため、補修に関する知識や経験がある場合には、自身でチャレンジしても良いでしょう。

 

しかし、一般的な住宅は2階以上のケースが多く、手の届く範囲でのみしかコーキングの補修が難しいという側面があります。

 

業者に依頼すると、外壁塗装の際に設置する「足場」があるため、非常に安全に作業を遂行できます。

 

人命の保護や外壁材をしっかり補修するためにも、外壁塗装の工事の際にはコーキング補修もセットで行いましょう。

 

コーキング以外に知っておくべき素材はある?

外壁塗装を補修する際には、見積もりに「足場代金」についての費用が加算されるでしょう。外壁塗装の補修の際には、安全に作業を遂行するために足場を設置する必要があるからです。

 

足場があるため、コーキング以外に屋根の塗装や補修を同時に行うこともできます。

 

外壁塗装工事は、住まいの外装部分全体を整えるために最適な機会です。まずは屋根含めて全体のメンテナンスを行い、住まいの外装部分の安全を確認しましょう。

 

外壁塗装が不要な住まいもある

我が家も外壁塗装が必要なのかもしれないと焦る方もいるでしょう。しかし、外壁塗装が不要な住まいがあることも知っておきましょう。

 

タイルやレンガが使用されている住まいは、外壁塗装自体は必要がありません。しかし、こうした素材についてもコーキングは多用されているため、適切なタイミングで補修する必要があります。

 

まとめ

この記事では、外壁塗装のコーキングについて詳しく解説しました。外壁塗装の工事の際には塗料だけが必要なのではなく、コーキングの補修も必要とされます。

 

塗料よりも耐用年数が短いコーキングは劣化を放置すると非常に危険です。本記事で紹介した劣化の目安を参考に、適切なタイミングで補修を行いましょう。

 

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